初心者必見!海川釣りの常識

釣り解説

今回は釣り竿釣りハリ釣りイトウキオモリ

など釣りに必要な道具を解説していきます。

初心者の方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、ハリイトウキオモリなどの小道具も大事な釣りには欠かせない道具なんですね。

では、順番に見てゆきましょう。

初心者の海川釣竿の選び方

前回の記事で釣竿には、のべ竿リール竿がある事
を解説しました。
それ以外にも覚えておくべき事があります。
 
ここでは、長さ硬さ調子素材、の4つの要素から解説してゆきますね。
では、順番に見てゆきましょう。
 
 
1 釣竿の長さ
 
「長さ」に関しては、海釣り、川釣りに関わりなくそれぞれの釣り場所、対象魚に適した長さを選択してゆく事になります。
メーカー各社から販売されている竿には、基本的に2.1m、2.4m、2.7m、3.0m、という長さがあります。
30㎝刻みの長さでそろえられています。
 
筆者
筆者

どうして30㎝刻み?と思いますよね。

それは、昔使っていた長さの単位「尺」からきています。

1尺=30cmなんですね。


竿選びの基本

基本的に近く狭い場所での釣りでは短い竿を使います。

例を挙げてみましょう。

・氷上のワカサギ釣り

・小川や水路でのタナゴ釣り

・テトラポット廻りでのカサゴメバル釣り

等、具体的には1m前後位の竿が使われています。

更に、遠くのポイント広い範囲を狙いたい時は長めの竿を使うのが有利ですね。

例を挙げてみましょう。

・ブラックバス等のルアー釣り180㎝前後

・川のコイや海のキス等の投げ釣りでは3m~4m位

・海の磯釣りでは5m前後

・清流でのアユの友釣りでは9m前後

という風に、釣りをする環境や対象魚によっては様々な長さの竿が使われているんですね。

つまり、釣り方やその内容によって使いやすく有利に釣りが出来る長さを選択する事ですね!

筆者
筆者

海の防波堤からのチョイ投げ3m以下

の投げ竿でも十分いけますよ!

 
釣竿の硬さ(パワー)
 

竿の硬さについては、硬くて曲がりにくい竿からかく良く曲がる竿まで幅広くあります。

硬い竿重いオモリや重量のあるルアーを投げる際に適しています。

一方、柔らかい竿は、良くしなる為、その反発力を利用します。                               軽いオモリや重量の少ないルアーを投げるのに適しているんですね。

竿のパワーについては、主にルアー竿(ロッド)において使われる用語ですね。

ルアーロッドの場合、硬さの基準が明確に7段階に分かれています。

具体的にみてみましょう。

①最も柔らかい ウルトラライト(UL)

②柔らかい   ライト(L)

③少し柔らかい ミディアムライト(ML)

④普通     ミディアム(M)

⑤少し硬い   ミディアムヘビー(MH)

⑥硬い     ヘビー(H)

⑦最も硬い   エクストラヘビー(XH)

以上の7種類から自分の釣りに合わせて選択していくわけですね。

では、自分の釣りとは?

釣りたい魚

釣り方

釣りをする場所

使用するリグ(仕掛け)

ルアーの重量

・柔らかい竿で重いオモリやルアーを投げる。

・運よく大物が掛かった。                                                                                         この様な時に竿の強度がもたずに折れてしまうこともあります。

そうなると釣りどころではなくなりますよね!

筆者
筆者

以上の様な要素に自分の希望を当てはめてゆく事で

自分の釣りが定まってゆくかと思います。

 
釣竿の調子(アクション)

さて、竿には硬さとは別に「曲がり方」という要素もあります。

この曲がり方の事を「調子」と呼びます。

ルアーロッドでは、「アクション」と呼びます。

主に次の3種類です。

先調子(ファストアクション)

 先端部分が曲がる。

胴調子(ミディアムアクション)

 中間部分が曲がる。

スローアクション 

手元側に曲がりの中心がある。

調子(アクション)に関しては、釣りの入門書や雑誌等で、釣り方や対象魚別にどれを選択するのが良いのか解説されています。             

釣行を繰り返す内に、結局は自分の好みで選択される釣り人さんがかなりおられる様に思われますね。

釣竿の素材

次は「素材」についてです。

文字通り、釣竿を造る際の原材料ですね。

素材の違いにより、それぞれに特徴がありますよ。

主に以下の3種類があります。

カーボン製(炭素繊維強化プラスチック製)

軽くて丈夫。感度が良い。現在、釣竿の素材として最も普及しています。

グラス製(ガラス繊維強化プラスチック製)

カーボン製が普及する以前はこのグラス製が主流でした。

カーボン製に比べ重量はありますが、り方に粘りがあり、釣り方や対象魚によっては現在も良く使われている様です。

竹製

最も安価で昔から釣り人に愛されているそのままストレートに竹を使った竿。

筆者が釣りを始めた頃は、まだ子供だった為、この安価な竹竿にはさんざんお世話になりました。

その反面、この竹竿にもマニアの方向けのハンドメイドの高級品もあります。

筆者が釣りを始めた頃は、この竹竿と共に釣行を繰り返し経験を積んで行きました。

そのうちリール竿を手に入れてゆくのですが、全てグラス製でしたね。

唯一手にしたカーボン製の竿は、ルアー竿でした!

筆者
筆者

筆者が竹竿を卒業する頃、カーボン製の竿

は現在程普及しておらず、高額だったため

竿といえば、もっぱらグラス製でした!

初心者の海川釣りハリの選び方

魚を釣る為に絶対必要な重要な道具。

それが「釣りハリ」ですね。

釣りは、このハリに付けたエサを魚が食べ、このタイミングで竿を使いイトを引っ張り、魚の口にハリを引っ掛けるものです。

これを釣り用語で「合わせる」といいます。

ルアーの場合も、ルアーに食らいついたその時に合わせを行い、ルアーに付いているハリに魚の口を引っ掛けるわけですね。

そして、ハリは日本国内だけでも数百種類も出回っていると言われています。

主に対象魚の口の形に合わせた形状に作られております。

さらに、同じ形のハリも、大きい物から小さい物までラインナップされており、「号」という単位で表示されます。

釣具屋では、ハリのみのものとハリにイトが結んであるものとが売られていますよ。

この、ハリに直接結ばれているイトを「ハリス」と呼びます。

ハリスが結ばれているものは非常に使い勝手が良いです。

では、エサ釣りで使用する代表的なハリの形を紹介します。

袖バリ

海水、淡水、問わず両方で色々な魚種に使える万能ハリです。

口が小さい魚や、吸込む力が弱い魚にも使主人えるハリですよ。

フナオイカワウグイハゼアジサヨリなどの釣りによく使われます。

筆者が竹竿を駆使していた頃はこのハリを良く使用していました。

当時釣具屋に行くと袖バリの売場に、人気漫画の主人公が印刷されたものが売られていました。

それは、通常のものより入り数が半分で価格も半分というものだったので、子供だった筆者には大変有難かったです。

いつもこのハリを使っていました!

チヌバリ

名前の通り、チヌ(クロダイ)を釣るのに適したハリです。

全体に丸みを帯びた形状で、ハリ先が少し内側に向いているので、掛かると外れにくい。

筆者の父親の釣り道具の中にこのハリがあり、このハリで自分も魚が釣りたいなと思い釣りを始めるきっかけになりました。

しかし、何の知識もなく1人で行った初めての釣り。

竹竿を持って、近くの池にフナを釣りに行ったのですが、何と!フナを釣るのにこのチヌバリを使ってました(笑)

今では笑い話しですが、当然フナを釣るのにはハリが大き過ぎて、エサを取られるばかりで全く掛かりませんでした。

そんな時に、近くで釣っていたお兄さんが、全く釣れないこちらの事を気にして、色々と教えてくれてくれました。

フナに合うハリもくれて、その後めでたくフナを釣り上げる事が出来ました!

丸セイゴ

主に、ウキを使わないミャク釣り仕掛けに使われる事が多いハリです。

魚が食いついた際に、ハリごと吸込まれやすく同時に魚がハリに掛かりやすいのが特徴です。

筆者はこのハリで、名称の通り、もっぱらセイゴ(スズキの子供)をウキ釣りで良く使ってました!

流線バリ

全体的に細長い形状をしており、付けたエサがずれにくいのが特徴。

口の小さな魚が吸い込みやすい。

シロギスなどの投げ釣りに使われる事が多い。

筆者は投げ釣りの時はいつもこのハリにお世話になっています!

伊勢尼バリ

太目のハリで強度が強く、大型の魚や口の大きな魚を釣るのに向いています。

の吸い込み釣りなどによく使われます。

このハリにはコイ釣りで大いに活躍して頂いた筆者です。

ハリが太くて丈夫なので、パワーのあるコイでも折れたり、曲がったりする事なく、とても安心なんですよね!

次にルアー用のハリ(フック)です。

トリプルフック

3本のフックが一体になっているタイプ。

プラグ、スプーン、スピナーなどに装着されています。

ハリが多い事で、掛かる確率を上げる効果がある反面、水底や障害物などに引っ掛かる事が多いです。

大事なルアーを無くしてしまうというデメリットもあります。

この、障害物に引っ掛かる事を「根掛かり」といいます。

フックにトラブルがあった時は、フックだけ別売りになってるので、いつでも取り換え可能となってるんですね。

環(かん)付きシングルフック

主にソフトルアーに装着して使います。「環」とはイトを結ぶため、丸く環状になっている部分です。

筆者
筆者

筆者が釣りを始めた初期の段階では袖バリフナハゼを良く釣ってました!

初心者の海川釣りイトの選び方

釣りイトも釣りをするのに欠かせない重要な道具の1つですね!

釣りイトには、ミチイトハリスの2種類があります。

ミチイトは、竿先に直接結んだり、リールに巻いたりしてつかいます。

ハリスは、ハリに直接結ぶイトです。

実際に釣りを行う時には、このミチイトとハリスを直接結んだり、専用の金具を用いて連結させることで仕掛けを作ります。

このイトを結ぶ作業は、人によっては面倒に感じる方も多くおられるかと思います。 

筆者はこの場合魚が掛かった時のことを想像し、ワクワクしながらやってるので、面倒を感じるスキがありません。

あと、ワクワクだけでなく、魚が掛かった際に、結び目がほどけてしまわないように、若干の緊張感も感じながら、やってますよ!

実際に、子供の頃はこの結び目が甘かったおかげで何度も悔しい思いをしました!

ただ、この事は悔しいという自分の問題だけではなく、ハリとハリス(場合によってはルアー)を口にくわえたままになります。

くわえたままになってしまう魚の事を考えると、非常に申し訳ない気持ちになってしまいます

だから、若干の緊張感なんですね!

では、次はイトの解説です!

イトの役割3要素

釣りをする際にイトに求められる要素として次の

点が挙げられます。

届ける

仕掛け(リグ)を作成して、エサやルアーを魚のいるポイントに打ち込む事。

感知する

魚がエサやルアーに食いついた際に、イトを伝って、「ツンツン」「ブルブル」「ガツン」などの振動を受けます。

この事を「アタリ」と呼びます。

捕獲する

竿、リールを駆使して、イトを引っ張り魚の口にハリを掛ける。

これを「フッキング」と呼びます。

そして、掛かった魚を引き寄せ、釣り上げて確保する。

釣りイトの種類

釣具屋に行くと、ものすごい数の商品がならんでおり、何の知識も無しだと、何が何だか解らずに結局、何も買わずに店を出るなんて事にもなりか

ねません。

そこで、ここではイトの種類について見てゆきましょう。

種類ごとの一番の違いは、素材の違いです。

それぞれに特徴があり、釣りたい魚、釣り場所によって適したイトを選択する事が大事ですね。

では、代表的な3種類を見てゆきましょう。

ナイロン製

・比重1.14 ゆっくりと水に沈む

柔らかく、しなやか。

・フロロカーボン製よりも伸びやすい。

・急激なショックを吸収する力は強い。

・吸水性があり、やがて劣化するので定期的に巻き換えるのが無難。

・乾燥状態では、引っ張る力は強い。

結び目の強度が強くフロロカーボン製より強い。

・しなやかな為、リールに巻いた際の巻きグセ(コイル状になる)がつきにくい。

・スピニングリールによく巻かれる事が多い。

・比較的、価格が安い。

筆者
筆者

ジャンルを問わず、幅広く使われる万能タイプです!

フロロカーボン製

比重1.78 ナイロンに比べて重い。比較的、速く沈む。

・吸水性が無い為、ナイロン製の様な劣化は無い。

・イト表面が硬く、こすれに強い。

 よって、岩や障害物にこすれても傷つきにくい。

・ナイロン製に比べ、伸びにくい為、底の状態やアタリを感知しやすい。

・ナイロン製程のしなやかさは無いもののイトの張りや硬さは高い。

・リールの巻きグセがつきにくい。

・水の屈折率1.33に対し屈折率1.42と数値が近いため、水中で見えにくい。

筆者
筆者

エサ釣りのハリスに使われたりルアー釣りに良く使われてますよ!

PE(ポリエチレン)製

比重0.97と軽く、水面に漂う。オモリやルアーの重みで沈む。

比重1.1以上で水に沈むタイプもある。

・しなやかで、巻きグセはつきにくい。

ほぼ伸びない為、アタリを感知しやすい。

・引っ張る力はナイロン製の3倍以上。

筆者
筆者

元々、船釣りで良く使われてましたが、近年ルアー釣りでも使われる様になりましたね。

上記で解説した内容は、それぞれの全体的な特徴で、それぞれの種類の中でも、柔らかさ硬さしなやかさ伸び丈夫さ太さ、等幅があり、細分化され商品化してますよ。

筆者
筆者

だから、売り場にはあんなに商品が並んでるんですね!

まとめ

今回は、釣竿の特徴ハリの種類イトの種類などを解説しました。

ここでの解説は、全体的な概要に過ぎません。

まだまだここでは書ききれない事も多いので、別の機会にそれぞれの深掘りをやってゆきたいと思いますので、お楽しみに!

では、今回はこれにて失礼します。

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