今回、海川釣り初心者の方にお送りするのは、防波堤(波止)の釣りの中から、沖堤防でのメバルの誘導ウキ釣りをご紹介します。
メバルは、根魚と言われる通り、海底に岩やテトラポットがある場所に居着てます。
よって、正確にタナを取って、海底のいわゆる障害物周辺を狙うのがセオリーですね。
この釣り方は、頻繫に場所移動を行ってゆくので、投げ釣りやぶっ込み釣りをやるかたわらにやる、いわゆる「ながら釣り」はあまりおすすめ出来ません。
同じウキ釣りの中でも比較的にアクションに富む釣り方なんです。
では、順番に見てゆきましょう。
初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のメバル 沖堤防の誘導ウキ釣り 釣り準備

・メバル釣りのポイント
メバル釣りでは、根を釣れとかタナで釣れとか良く言われます。
つまり、海底に岩やテトラポットがある障害物周辺を狙い、その場所に正確に合わせたウキ下で勝負せよ、という事なんですね。
なんにせよ、根魚と呼ばれる魚は、障害物周辺に居着くというのは、釣り人にとって周知の事実なんです。
自分が釣りたい魚の釣り場情報は、現在では新聞、雑誌、ネット情報などで簡単に手に入りますが、大事なことは、その釣り場の中で、どの様な時期にどの様な潮廻りの時に釣り場全体の中で、どこをポイントとして定めるかなどの見極めが必要なんですね。
メバルが釣れるという情報を得たら、その釣り場に根気よく通い詰めてみる事です。
手っ取り早いのは、その釣り場にいるベテランの方に聞く事ですが、それだけではなく、自身の1回の釣行そのものも情報収集になっているんです。
実際に釣りをした経験から得られた、自分だけが知る情報です。
・情報収集
そこで今回ご紹介する誘導ウキ仕掛けで狙うメバル釣りの釣り場に選ぶのは、沖堤防と呼ばれる防波堤(波止)です。
さすがに、初心者の方にはなじみがない場所かと思います。
陸続きではない為、渡し船で渡してもらう事になります。
最初は、その渡し船店での情報収集をお勧めします。
慣れてきたら、常連釣り客とも顔見知りになるので、そうなるともう少し突っ込んだ情報も得られるでしょうし、逆に自分からも情報提供できるかと思います。
・仕掛け準備
誘導ウキ仕掛けの準備を行うに際して、以下の事に注意をする必要があります。
・ウキとオモリの選択
それぞれの釣り場の海の深さによって、ウキの号数とオモリの号数を選択します。
この選択を行うことで、エサがポイントに届くまでの間に、エサの生きエビがくるくると回転す
るのを防ぐメリットがあります。
タナが5~6ヒロ位の時は3号、タナが2~3ヒロ位なら1.5~2号にするのがお勧めです。
・ハリスの長さ調節
1本針なら1ヒロ。
2本針でいくなら、1本は1ヒロでもう1本は半ヒロとします。
2本針のハリスの長さに段差をつける事で一度に広くタナを探る事が出来るのです。
メバル釣りのハリスは、比較的長い事からポイントに投入する際に絡みやすいというのが難点です。
この場合、竿を持つ手と逆の手でオモリを持って竿を扇状に回しながら振り込むのがハリスを絡ませないコツですよ。
初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のメバル 沖堤防の誘導ウキ釣り エサと釣り方

・生きたシラサエビ
沖堤防のメバル釣りではシラサエビの生きエビを使うことが多いですね。
釣果を出す為に必要なことが、生きエビであるシラサエビの元気を保つという事です。
そこで大事なのが以下の点です。
・シラサエビを入れておく容器は比較的大きめが良いですね。
・容器に入れておく水は、多めが良いです。
・容器に入れておく水は、低温を保つ事ですね。
夏場は直ぐに水温が上がるので、時折氷を入れて低温を保つ事です。
・空気をたくさん送り込む事
そのため、エアポンプがあると良いですね。
・ハリの刺し方
エサのハリへの付け方は、尾掛けでそしてチョン掛けにするのがお勧めです。
出来る限り、尻尾の近くにハリを刺す事でシラサエビの元気を保つ様にします。
・誘導ウキ仕掛け釣り方
ポイント選定も完了して、仕掛けの準備も出来たら、釣りを始めましょう。
ここで注意点です。
・仕掛けの投入ポイントを決めたら、まずは、ハリにタナ取り用のオモリを掛けて、一度投入して
みます。
これにより、水深を確認して同時にタナの深さも決定します。
海底の30㎝上にエサのシラサエビが来る様にウキ止めを設定します。
・次に実際にエサを付けてポイントに投入します。
ウキを潮に流しながら、時折竿をゆっくりと横に動かしてラインを引きます。
これにより、海中のエサが躍るので、メバルに対しての誘いになりますよ。
・アタリが無い時は、積極的にタナを変えてみましょう。
まんべんなく探る事で、メバルのいる所とタナを早く探り出します。
釣果を急ぐなら、すでに釣果を出している釣り人に声を掛けて教えてもらうのも良いですね。
しかし、探りの時間も釣りの一環として楽しみながら行う人は必要ないかもしれませんね。
実は、筆者自身がそうです(笑)
この釣り方で1つ言える事は、頻繫にポイントを変えてゆく釣り方なので、投げ釣りを投げ込んでいるかたわら行う、いわゆるながら釣りはやらない方が良いかと思います。
沖堤防の特徴として、メバルを狙う場合、冬から春にかけての時期は、様々なポイントにメバルが散らばっていて広範囲で探りを入れてゆく釣り方になる傾向にあるかと思います。
一方、夏から秋にかけての時期は、潮の流れの影響を受けるためなのか、ポイントも大きく1つに集まって来る様な印象があります。
初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のメバル 誘導ウキ釣り まとめ

今回は、防波堤(波止)釣りの中から、沖堤防のメバルの誘導ウキ釣りの解説をやってきました。
いかがでしたでしょうか。
沖堤防は、比較的に陸から離れており、外海に面していることも多いためか、各魚種共通して大型が掛かることが多いです。
わざわざ渡し船で渡る釣りなので、釣り人は皆さん大物狙いに思いをはせるのでしょうね。
では、今回はここまでです。
