初心者必見!海川釣り防波堤(波止)のスズキ夜の電子ウキ釣り

海釣り

今回、海川釣り初心者の方にお送りするのは、防波堤(波止)のスズキを狙う、夜の電子ウキ釣りをご紹介します。

スズキの釣り方として、日中のエビ撒き釣りに並んで人気があるのが、夜の電子ウキ釣りですね。

夏場~秋にかけて、夕涼みをかねて比較的手軽な装備で気軽にやれる釣り方で、遠くに見える夜景を眺めながら、アタリを待つ間、波間に漂う電子ウキの幻想的な光に心を落ち着かせる。

次の瞬間、真っ暗な海中に消し込む電子ウキ!

強烈な引きの後、海面を爆発させる様な派手なエラ洗いを炸裂させスズキが姿を見せる。

静寂から躍動へ、興奮度MAXになる瞬間です。

では、スズキの電子ウキ釣り、装備や釣り方など順番に見てゆきましょう。

電子ウキ釣りとは

内湾や比較的波の穏やかな釣り場での夜釣りでは、電子ウキでのウキ釣りが有効です。

波止際を中心に、20~30ⅿ程先のポイントを軽めの仕掛けで狙う事が可能なんです。

また、水深が浅いポイント狙いの場合や川筋狙いや、遠投が必要な場合、さらには大物狙いの場合、磯竿3号や投げ竿といった装備で釣る事もあります。

同じスズキ狙いでも、セイゴ~フッコ~スズキ~80㎝に達する様な大物など狙いのサイズによって装備が変わって来ます。

初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のスズキ 夜の電子ウキ釣り タックルとその他装備

・電子ウキ釣り 竿

竿は、セイゴ~フッコサイズ狙いなら磯竿1~2号。

フッコ~スズキサイズ狙いなら磯竿2号。

さらに80㎝以上の大物狙いなら磯竿3号。

この様に狙いのサイズに合わせた装備を整えたいですね。

長さは5ⅿ前後が使いやすいです。

・電子ウキ釣り リールとライン

リールは、中小型スピニングリール。

狙いのサイズと選択した竿に合わせてセットしましょう。

ラインはナイロン3~6号

こちらも狙いのサイズとリールのサイズに合わせて選びましょう。

ハリスは、2~5号

ラインのサイズに合わせて選択しましょう。

 

セイゴ~フッコ狙いが中心なら、ライン3~4号、ハリス2~3号で十分対応出来ると思います。

夜の釣りなので、スズキはあまりハリスの太さは気にしないのか、太くしても食いにそれほど影響はない様に感じますね。

あと、ハリスを太めにするメリットは、夜釣りでは、想定外の大物スズキや思わぬ魚が食って来る事があるので、そういう事にも安心して対応できるかと思います。

・電子ウキ釣り 電子ウキ

使用する電子ウキは、オモリ負荷がカミツブシ大~1号程度のいくつか揃えて使い分けるのがいいでしょう。

例えば、狙うポイントのタナが深い、波がある時、少し遠方に仕掛けを投げる時などの時は、オモリ負荷の大きいものを使うといった感じですね。

タナが2ヒロ程度までならウキは固定にしますが、それ以上だと誘導式がいいですね。

・電子ウキ釣り ハリ

使用するハリは、丸セイゴ12~16号

狙いのサイズに合わせて選択しましょう。

釣り人によっては、チヌバリを使う事もある様です。

その場合は、3~7号といったところです。

スズキは口が大きな魚なので、あまり謙虚に小さめのハリを使うと、合わせた時にすっぽ抜ける可能性が高くなります。

・大物狙いタックル

竿は磯竿3号で5ⅿ前後のもの、もしくは投げ竿4ⅿくらいのもの。

筆者の場合、投げ竿3.6ⅿを使用してますよ。

リールとラインは、大型スピニングリールにナイロン5~7号を巻きます。

ハリスは、4~6号

ハリは丸セイゴ15~16号

・電子ウキ釣り エサ

スズキの夜の電子ウキ釣りでは、虫エサを使うのが定番となってます。

マムシは独特の臭いで誘い、アオイソメは海中での動きで誘います。

エサの刺し方は、房掛け縫い刺しが一般的です。

房掛けは、3~4匹ハリに刺すのがポピュラーですね。

初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のスズキ 夜の電子ウキ釣り ポイント選定

スズキは沈み根や防波堤(波止)伝いに回遊する事が多いです。

防波堤(波止)には壁面にイガイやカキが多く付着しているので、スズキにとってエサとなる

小動物や小魚が集まって来ます。

それらを食いにスズキは回遊して来ます。

防波堤(波止)にテトラが置いてあれば、海中のテトラのカケアガリの部分も回遊ルートになります。

夏場、スズキの活性が上がれば、水深が2~3ⅿしかない様な小さな防波堤(波止)にも回遊して来ます。

そんな中から、よく潮が動くところがポイントになります。

河口付近の防波堤(波止)では、水深があまりない場所もあります。

その様な場所を攻めるときは、遠投する事になりますが、仕掛けを投入する目標はミオ筋です。

ミオ筋とは、他の場所よりも、深くえぐれた様になっているところです。

潮の干満に合わせ、水深が上下するのに合わせてスズキも上下しながら回遊路にしているのがミオ筋なんです。

河口からテトラが入っている所は、意外と近くにミオ筋がある場所もあります。

ミオ筋の場所に合わせて、遠投、近投と投げ分けましょう。

・ポイント選定注意点

通いなれた釣り場なら良いのですが、初めての釣り場では、まずどの辺りがスズキの回遊ルートになっているのかを見極める必要があります。

初めての釣り場では、日がまだ高いうちに到着して、障害物の配置や潮がどの様に流れるのかなどの情報収集を行いましょう。

暗くなってからでは分かりずらいですからね。

スズキは大型になればなるほど引きは強く、エラ洗いも強烈なので、ポイントとしてだけではなく、取り込み時の障害になるものとしての視点からも障害物のチェックをしましょう。

せっかくハリに掛けたスズキを根ズレなどでバラシたくないですからね。

 

初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のスズキ 夜の電子ウキ釣り タナ取りから取り込みまで

一般的にスズキの泳層は、日が暮れて暗くなってくるに従って浅くなってきますが、その日の風の状態や波の状態によっては泳層は変わって来ます。

よって、その日、その時のスズキの泳層を見つける事が釣果を出す1番の近道ですね。

 

通常、潮が澄んでいる時やべた凪の時は泳層は深めになり、潮が濁っていたり波がある時は泳層は浅めになる。

どちらかと言うと、濁りがあって波がある時の方がスズキの食いは良くなる傾向にある様です。

 

釣り始めてしばらくしても、アタリがない時は、ウキ下の長さがスズキの泳層に合ってないと考えるべきです。

なので、ウキ下をこまめに変えてみてください。

 

まだ日があるうちに釣り場に到着して釣り始める場合は、最初はウキ下深めから始めて見るのが良いかと思います。

そして、日が暮れて暗くなるにつれてウキ下を徐々に浅くしてみてください。

そのうち、アタリの出るタナに出会えると思います。

タナが分かれば、あとは、そこを集中的に攻めましょう。

 

仕掛けの流し方は、潮にそのまま乗せて流しますが、時折ラインを張って仕掛けの流れを止めて、海中で餌が踊る様にしてやるとスズキへの誘いになります。

アタリが来たら、早アワセは禁物です。

しっかり数秒送り込んでからアワセましょう。

 

取り込みの時に、エラ洗いされても焦る必要はありません。

しっかりと竿を立てて、ラインを張っていればしのげます

大型が掛かり、強烈に横に走られたりした時は、自分もその方向に歩くのも手です。

スズキが疲れて水面に浮かんで来たら、頭からタモ網に入れましょう。

無事に取り込み完了したら、タオルでスズキを巻いてハリを外しましょう。

間違っても素手でスズキに触れない方が良いですね。

エラが鋭いカミソリの様になっているので、スッパリとやられた時は、かなりの深手を負わされます。

 

初心者必見!海川釣り 防波堤(波止)のスズキ 夜の電子ウキ釣り まとめ

今回は、防波堤(波止)でのスズキの夜の電子ウキ釣りを解説しました。

いかがでしたでしょうか。

クロダイ(チヌ)と並んで防波堤(波止)で釣れる大物として人気の高いスズキを釣るポイントは、回遊ルートの見極めその日のベストなタナ選定ですね!

では、今回はここまでです。

この記事を書いた人

小学4年生で竹竿1本持って釣りデビュー。
海と山に挟まれた土地柄に育ち、海水、淡水、問わず釣り場を駆け巡る日々を送る。
釣りを始めて間もなく半世紀を迎える、長さだけが取り柄の下手の横好き。

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