初心者必見!海川釣り身近な釣りに行こう!手長エビ釣り

釣り解説

今回は初心者の方でも手軽に始められる手長エビ釣りの解説です。

手長エビは魚ではありませんが、海川釣りをこれから本格的に始めようとお考えの方々には楽しめる釣りとしてお勧めの釣りです。

釣り場も都市部から比較的近く、気楽に出来る釣りとして人気があります。

手長エビの生態、釣り方から持ち帰ってからの調理まで解説しますね。

では、見てゆきましょう。

初心者必見!海川釣り 手長エビの生態

手長エビとは?

手長エビは魚ではなく、甲殻類の節足動物ですね。

なので、脚が左右で4対、計8本あります。

体長は12㎝位とあまり大きくはありません。

頭に1番近い方の脚の先端は左右共にハサミになっており、エサなどをつかむ事が出来ます。

そして、何と言っても特徴的なのはハサミの付いた前脚は体調の1.3倍もの長さがあるんですね。

しかし、メスの前脚は短く体長もオスに比べて小型です。

体色は薄い褐色をしており、体を覆う殻はザリガニの様に固くはありません。

棲息地域は本州以南、青森から九州まで広く分布しています。

琵琶湖や諏訪湖など大きな湖や池など完全な淡水にも棲息しますが、基本的には潮の影響で水位が変動する河川の下流に棲息するものが圧倒的に多い様です。

夜行性で、周囲が暗くなると障害物の陰から出てきてエサを求めて活動します。

 

筆者
筆者

近所の池や用水路などで、手長エビが釣れているのを目にした事があります。

手長エビの習性

 

5月になると、手長エビは脱皮して産卵のため浅場に乗っ込んでくる。

この頃にシーズン突入となります。

 

最盛期は6~7月の梅雨の時期ですね。

その後、産卵を終えると深場に移動してしまう。

 

手長エビのエサの食べ方は、最初にハサミでエサを挟んで移動してゆく。

この時、ウキが動きますが、合わせてもほとんど釣れません。

なので、静かに仕掛けを持ち上げます。

すると、いっそう強くエサを挟んできます。

エサを逃がさない様に、本能的に強く挟む様ですね。

 

初心者必見!海川釣り 手長エビ釣りの準備

服装

釣り場は都市部からも比較的近い事もあり、日常的な服装でも大丈夫だと思います。

しかし、自然の中である事には違いないので、長袖、長ズボンが無難ですね。

日よけの帽子や水面のギラギラをカットする偏光グラスがあると良いです。

その他には、タオル絆創膏虫よけスプレー虫刺され用の薬などあれば安心ですね。

 

情報

湖や池では必要ありませんが、河川の汽水域での釣行では潮汐の影響を受けるため事前に潮の動きをチェックしておくとよいでしょう。

潮時表は気象庁のHPスマホの無料アプリなどで確認出来ます。

 

釣り道具の準備

ここでは、ウキ釣りの準備の解説をしますね。

 

・竿はのべ竿2m弱の物が扱いやすいです。

・ミチイト0.8号から1号

・ミチイトは竿と同じ位の長さが扱いやすいです。

・ハリはエビバリ2号

 

仕掛けは、玉ウキ使用とシモリウキ使用の2種類が市販であります。

 

クーラーボックスフタ付きバケツがあると釣れた手長エビを帰るまで保管出来ます。

クーラーボックスはハードタイプとソフトタイプがあります。

ハードタイプは椅子代わりに使え、ソフトタイプは使用しないときは折りたためるので持ち運びが便利です。

保管している間の理想は、活かしておくことです。

なので、クーラーボックスに水を張り小型のエアポンプを付けると完全に活きた状態で持ち帰る事が出来ます。

そうなると、新鮮さ100%で調理出来ますよ。

エアポンプがなければ、張った水を定期的に張り変えて手長エビが酸欠にならない様にすれば活かす事が可能です。

活かさない場合は、クーラーボックスに氷や保冷剤など入れておき、手長エビが痛まない様にしましょう。

 

エサはアカムシ

釣り場に行く前に釣具店で購入しましょう。

新聞紙にくるんで渡してくれるので、エサ箱があると良いですね。

 

初心者必見!海川釣り 手長エビのポイント

手長エビは日中物陰に潜んでいます

・岸寄りの捨て石の間。

・消波ブロックなどのすき間。

・撃ち込まれた杭の合い間。

・沈んだ杭の陰。

・捨て石がゴロゴロしている場所。

・捨て石の下、石と石の合い間。

・くずれた石がたくさんある場所。

等々、何かしら障害物のあるところは攻めてみたほうが良いですね。

 

筆者
筆者

優良なポイントでも、水深が深すぎると釣れないみたいですね。

初心者必見!海川釣り 手長エビの釣り方

仕掛け ウキ下

通常の釣りは、ウキは水面に浮かんでいるものですが、手長エビ釣りではそうではありません。

ウキ下の長さは水深よりも短くします。

つまり、ウキは少し水面に沈む状態になる様に調節します。

筆者
筆者

上記の様になる様に、市販の仕掛けはウキに対して少し重めのオモリが付いてます。

エサ

エサはアカムシを使います。

ハリにはチョン掛けにします。

1匹か2匹付けましょう。

古くなったエサは直ぐに交換しましょう。

理由は、赤虫から出る体液の臭いが手長エビを誘うからです。

エサ交換の目安は、アカムシの体液が完全に流れ出てしまい体色の赤色が薄くなったら頃合いです。

 

手長エビ 実釣

 

・捨て石や消波ブロックなどのすき間を見て回り、手長エビがいそうなポイントに仕掛けを投入する。

・水面から若干沈み込む位置にウキ下を調整する。

・ウキがフラフラ揺れる様な動きをしたり、スーッと横に移動するとチャンスです。

・手長エビがエサを挟んで移動すると、上記の様にウキに変化が現れます。

・この段階で合わせても、まず釣れません。

・しかし、ゆっくりと引き上げて、手長エビが挟んだエサを離さなかったらGETの可能性はあります。

・上記の場合は、アミも持ってきていたら確実ですね。

・横移動したウキが静止したら、そこが手長エビの潜んでいた場所です。

・慌てずに、ここで10カウントです。

・そして、そっと少し持ち上げたときに反応があったら手長エビがエサを食っています。

・そうしたら静かに引き上げましょう。

・手長エビは魚と違い、乱暴に引き上げると口を痛めてしまい、直ぐに弱ってしまうので注意が必要です。

 

筆者
筆者

手長エビ釣りをしていて、良く掛かって来るのがハゼの仲間チチブです。

手長エビと同じ環境に棲み、アカムシにも食いついてくるんですね。

 

潮の干満の影響で釣り場は水位が刻々と変化します。

干潮の時には水がなくわからなかった所も、満潮になり水に浸ると十分ポイントになる場所もあるので、要注意です。

仕掛けを投入しても反応がない時は、その場で粘るよりもどんどん別の場所を攻めたほうが釣果につながりますよ!

 

初心者必見!海川釣り 手長エビの調理

さて、無事持ちかえった手長エビですが、まだ生きていた場合です。

この場合は、手長エビを料理酒に浸して締めてから調理にかかります。

ひと手間掛かってしまいますが、食材としてはこれほど新鮮なものはありませんから、ここは我慢です。

お勧めの調理は素揚げです。

手長エビ 素揚げ

・水道水に塩を入れて、塩水で手長エビを洗い汚れを落とします。

・良く水を切ってから油で揚げます。

・この時、水をしっかり切っておかないと油と反発してバチバチ跳ねて危険なので要注意です。

・色が変わるまで揚げて下さい。

・味付けは軽く塩を振るだけ。

・おやつとしても晩酌のおつまみとしても最高の一品です。

・自然の恵みに感謝しつつ、美味しくいただきましょう!

 

まとめ

今回は手長エビ釣りを解説しました。

いかがでしたでしょうか?

手軽に行ける釣りとして親しまれている手長エビ釣りです。

初心者の方で手っ取り早く釣りを楽しんでみたいとお考えの方はぜひやってみて下さい。

釣りに行く準備を楽しみ、釣りをする事自体を楽しみ、持ち帰ったものを調理して味わう事を楽しめる釣りです。

では、今回はここまでです。

失礼します。

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